右手が痛い
ペンチで電線を切る みたいな動作
なにかを握るととても痛い
中指と薬指が痛い。指と言うより、その根元の手のひらに痛みがあるようだ。
こうしてスマホでこの記事を書いていても痛い。
こんな痛みでフロントブレーキをかけられるのだろうか? 今は寒くて電車通勤なのでわからない。
ブレーキレバーを握れなくなったら、バイクを降りる時
ずっと以前からそんなことを考えてはいたが、今回の痛みはかなり深刻だ。もうすぐ春。はたしてバイク通勤は復活できるのだろうか?
ふと思いついた。今回のフロント倒立フォーク計画に伴って、フロントブレーキはダブルディスクになる。その片方をリアブレーキと連動にしたらどうだろうか? そもそもリアブレーキをディスクブレーキにして、制動力が高まったおかげで、フロントブレーキの仕事量もだいぶ減っている。その上片側ディスクをリアブレーキ連動にしたら、右手はほとんど使わなくてよいのでは?
ただ、リアブレーキにフロントブレーキを連動させると、いくつか気になることがある。
ジャックナイフができない
前々から、ウィリーができる動力性能と、ジャックナイフができる制動力をWに持たせたいと思っていた。今回のダブルディスク化で、その制動力は手に入れたと思っていたのに、リアブレーキ連動にすると、思いきってジャックナイフに持ち込めない気がする。持ち込む必要なんてないのだが・・・
低速時の姿勢を乱さない走行ができない
低速時の速度調整はリアブレーキで行うと、バイクのバランスが乱れない。それが前後ブレーキ連動となると、その効果を発揮することが出来なくなる。
ジャックナイフは置いておいたとして、リアブレーキが単独で動作するのは確保したい。そうなると考えられるのは、ブレーキペダルを2つにして、前ブレーキ用のペダルをつくること。リアブレーキの踏面より前に前ブレーキ用の踏面を設けるのだ。一緒に効かせたい時は足を前に出して一緒に踏んで、リアブレーキだけ効かせたい時は、足は通常位置でリアブレーキペダルだけを踏む。
いい考えな気もするが、キックペダルを踏み下ろす時にブレーキペダルを逃がす構造にしているので、それ以上のギミックは追加できそうもない。
だとしたら、リアブレーキマスターシリンダーからフロントブレーキキャリパーのラインの途中にバルブを設けて、フロントブレーキを動作させないようにすればいいんじゃないだろうか?
でも、それだとジャックナイフはできないなぁ もったいないなぁ
じゃあ、リアブレーキマスターシリンダーからのラインからを閉じながら、フロントブレーキマスターシリンダーからのラインをつなぐというのはどうだ? そんなことが実現できる部品を探してみる。
ブレーキラインの途中で、その油圧を止める部品は大きくわけて2つ存在した。ひとつはレバーを手動で操作するもの。
もうひとつは電動で操作するものだ。
手動のものは、パーキングブレーキがついていないレース車両で、ブレーキを踏んだあとラインをロックし、ブレーキをかけ続けるようにするもの。電動のものは、ゼロヨンとかで前輪のみロックさせ、後輪をバーンアウトさせるのに使うものらしい。
どちらを選んでもふたつ必要になる。電動のものは操作用のスイッチを作れば、特に問題なく導入できそう。ただ、メインキーがオフの時にこのバルブが開放していると、フロントブレーキだけかけた時にフロントのマスターシリンダーの油圧がリア系統を押して、ブレーキフルードがリアのリザーブタンクに流れこまないか? これはバイクを押し歩く時によくあるシチュエーションだからだめだろ。常時閉、常時開を選択できればいいのだが。
手動のものはそのような問題はないが、レバーを90度ストロークさせなければならないので、その機構を作るのがそこそこ難しそうだ。
1個の部品で油圧のラインを切り替えるものあるんじゃないの? とミスミで検索してみたら、なんとあった。価格が1万5千円を超えてくるが、それまで考えてきたものに比べれば信頼性が高い。ただ、ライン切り替えの状態がこの商品ページのものからでは、知識不足でまったくわからない。さらに油圧のラインの接続方法も一切説明がない。ただの穴だけが4個、なんの加工もできないぐらい近接して配置されている。
このような製品を電磁弁とかソレノイドバルブと呼ぶらしい。ネットで検索して勉強してみる。結果、暗号のような図での、オイルの経路の変化を理解できるようになった。やりたいことは実現できそうだ。
もうひとつ、配管との接続にはマニホールドを介すということがわかった。これは、なじみのある用語だ。
しかしこれで、ソレノイドバルブを使えないということもわかった。マニホールドが重い! なんと3.5キロ。大きさも小さくて100×100×30ぐらいある。どこに納めるというのか? ソレノイドバルブ自体もきっと大きかったのだろうが、なんとなく親指と人差し指ではさめるぐらいかなと勝手に思っていた。
さあ どうすっか・・・