組み立ての開始 -W650のボアアップ-
ビトーR&Dから、依頼していたボーリング作業を終えたシリンダーが戻ってきた。シリンダー、シリンダーヘッド、カムカバーの塗装を行い、組み立て作業を始める。
カワサキW650を愛する リターンライダーのブログです 810ccへのボアアッププロジェクト進行中です!
ビトーR&Dから、依頼していたボーリング作業を終えたシリンダーが戻ってきた。シリンダー、シリンダーヘッド、カムカバーの塗装を行い、組み立て作業を始める。
傷ついたW650のシリンダーヘッドの代わりに、W400のシリンダーヘッドを使うことを決定。リフレッシュ作業を進めていくが、最後にカムシャフトを仮組したところ、たいへんなことがわかった。
810ccへとボアアップ作業をすすめる中で、シリンダーヘッドまわりのリフレッシュを行っている。その作業中にベベルギヤのベアリングの不良を発見。廃番となった特殊工具を自作で乗り切り、ベアリングを交換していく。
エンジントラブルを解決すべく手に入れたボアアップキット。ボーリング作業をどこにするか検討した結果、キットの製作者である、ビトーR&Dさんにお願いすることにしました。
エンジンの異音がピストンスラップ音だとわかった。1番ピストンのスカート部がかなり摩耗していた。代わりのピストンを探すのだが、なかなか見つからない。
左右シリンダーの燃焼具合の違いをキャブレターの油面と推察。キャブレターをオーバーホールして油面を確認しているところで、今回のエンジンからの異音の原因を発見する。
1番だけピストンヘッドが湿っている。3000回転のカンカン音は点火系の問題なのでは? ということで、ASウオタニを導入することとなった。
ファイバースコープで燃焼室内を観察し、プラグをMotoDXプラグに交換した。走ってみると、3000回転付近でカンカン音がする。これを解消するために、キャブレターのセッティングを変えていく。
エンジントラブルの原因はプラグの電極がつぶれていたということがわかったが、なぜつぶれたのか? その謎を解明すべく、ファイバースコープを購入し、燃焼室内を確認していく。
ツーリングへ向かう朝。待ち合わせ場所へ向けて走る圏央道で突然のエンジントラブル。完全に止まったかと思ったエンジンは、不調ながらもなんとか走れて帰宅。プラグをはずしてみると外側の電極がつぶれていた。