フレームを塗装

天井からぶら下げて塗装中

サビ止めが塗り終わっていたフレームの上塗りを刷毛塗りで始める。

ところがさび止めを適当に塗ったおかげで、刷毛目がバッチリ出てしまい、仕上がりが酷い事になってしまった。つや消しだから、そんなに目立たないんじゃないかと思ったが、実際はそんなことはなかった。仕方ないので、フレーム全部を1度ヤスリ掛けして平坦にすることに。

こんなことなら初めからきちんと塗っておけばよかったと思うが、後の祭。

刷毛目のでこぼこが削られて平坦になっていくにつれ、錆止めの白が木目のように浮かび上がってきた。これはこれでおもしろい。ただ目指しているものではない。

ZX-10のブレーキでいけることが決定したので、まだ残していたドラムブレーキ用のブレーキペダルのマウントを切断する。もう後には戻れない。

結局フレーム塗装はスプレーでやることにした。はじめにカー用品コーナーで売ってるスプレー。これを一缶吹きまくった。

続いて、ガソリンやオイルから塗膜を守るために、二液性のウレタンスプレーを吹いた。これは自家塗装のサーフボードにも使っているが、水性ペンキの上に二液性ウレタンスプレーのクリアを吹いているのだが、全くはげることがない。

天井からぶら下げてスプレーする。二液性ウレタンスプレーはその日にしか使えないので、これまた一缶、時間をかけて使い切る。

天井からぶら下げて塗装中

つや消しブラックのフレームは、いい感じに完成した。

ヘッドチューブ

ノーマルフレーム(右)との比較

ノーマルとの比較

タンデムステップを受けるパイプの長さの違いが一目瞭然。サス取付ピンの根元のビートは、金属パテでつくったフェイク(苦笑)

ノーマルとの比較 タンデムステップ

今回のフレーム改造でいちばん目指していたのが美しいシートレール。満足できるものができた。

目指していた美しいシートレール

ボンネビルT120のホイール  -WにZRXのスイングアーム-

ZRX100スイングアームにボンネビルT120ホイール

フレームの加工を始める直前、ヤフオクでトライアンフボンネビルT120の新車取り外しホイールを発見した。リム幅は4.25で希望通り。本当は18インチが欲しいのだが18インチにはあまり幅の広いものがないんで17インチでも仕方ないだろう。

既にエストレアのハブを入手しているが、これからスポークとリムを購入していくことを考えると、このホイールはかなりお買い得だ。

ただ問題がある。理想の丁数のスプロケットが売っているのかがわからない? リアタイヤのワイド化に伴って、フロントスプロケットもオフセットしたものを手に入れなければならない。あわせて捜索のネット検索を夜な夜な行う。

結局わかったのは、ボンネビルT120のスプロケットは、どこにも売っていないということ。その代わりというのも変だがザムがスプロケットの特注製作をやっているということだ。

ザム 神・・・

対してフロントスプロケットはW用でオフセットの付いているものは一つしかないことがわかった。残念ながら、望んでいるオフセット量の7ミリに対して5ミリなのと、チェーンサイズが520コンバートになってしまうなのが気にかからなくもない。

W用でなくても、スプラインが同じものがあるとの情報を「続…Z1000J」という、Wの改造に非常に参考になるブログに書いてあったが、現在は流通していないようで見つけることができなかった。ということは、現存するフロントスプロケットを使い、チェーンラインは5ミリオフセットで520にコンバートするの一択だ。(フロントもザムで特注という選択肢もあるが)


となるとリアスプロケットはザムに特注するのも決定。なので丁数は理想のものを得られるので、ボンネビルT120のホイールで問題ないということだ。ただ、トライアンフは左がブレーキディスク、右がチェーンと、日本車の逆。トライアンフのホイールの流用が許されたとしても、回転方向が逆って、車検で突っ込まれたりしないのだろうかちょっと不安。

でもそこは目をそむけて入札からの落札

到着したホイールを持つ。 重い・・・ 

幅が広いとは、こんなにも重くなるのか?

でもきれい いい買い物をしたね。

フレームにスイングアーム、ホイールを仮組みしてみる。

ZRX1100スイングアームにボンネビルT120のホイール

やべ かっこいい

ワイドなリム

ワイド感半端ねー

後日、ふと思い当たることがあって、ホイールに磁石をつけてみた。

ピタッ!

うわっ てっちんかよ・・・

まあ、アルミリムの車検問題から解放されるからいっか・・・

このホイールにつく純正のブレーキディスクの直径は255ミリらしい。手持ちのリアブレーキキャリパーは、ZRX1100用で、ディスク径は250ミリだ。5ミリって干渉するよね? 適合する250ミリのディスクを探す。

PCDと内径に合うもの。夜な夜な検索するが無い。あるかもしれないが見つけられない。となると、純正ディスクを手に入れて、外周を5ミリ、いや半径的に言えば2.5ミリ削るしかない。

ということでこれもヤフオクで落札。ホイールを買ったのと同じ出品者さんからだ。

届いたディスクをホイールにつけてみる。おそるおそるZRX1100のブレーキキャリパーをあてがってみる。

ムリ

早々にスポークにぶちあたっている。スポークホイールに対向ピストンキャリパーは無理か。ていうかスポークのハブ側が外すぎる! かっこいいけど

ここからキャリパー探しが始まる。条件は下記の通り

  1. 255ミリのディスク径
  2. キャリパーはスイングアームの下
  3. 片押しキャリパー
  4. リアアクスル径20ミリ

ディスク255ミリより大きいと、ゼファーの270ミリというのがある。半径的には5ミリぐらいの違いだから、なんとかなるんじゃね? とも思うが、キャリパーがスイングアームの上になるからダメ。この、スイングアームの下の片押しという条件をクリアするのはなかなか無い。どれもキャリパーはスイングアームの上なのだ。

スイングアームの下にあった方がやりそうでかっこいいじゃんと思う。この条件に限りなく近かったのがZX-10だった。もうこれしか見つけられなかった。ディスク径は250ミリだが、そこはなんとかするしかない。

ということでこれもヤフオクで落札。

届いたキャリパーをおそるおそるあてがってみる。

早々ではないけれど、スポークと干渉する。ただしちょっと削ればなんとかなりそう(笑)

フレームを加工 -WにZRXのスイングアーム-

サス取付ピンをワイド化

ZRX1100のスイングアームが取りついたので、フレームの加工に入る。大きな加工は、スイングアームの幅が広くなったことで、フレーム側のサスペンションの取付幅があわなくなったので、それを解消すること。それと、シートレールをスッキリさせたいので、ウィンカーステーなどをカットすることだ。

問題はサスの取付部。これに対して先人たちは、サス取付ピンを延長して対応している。まあこれも書くと簡単だが、その方法を見出すのにそこそこ時間はかかっている。

ただ、昔と違うのはミスミがあることだ。延長するピン(片持ち支持ピンというのが正式らしい)も、レディメイドで、希望のものが簡単に作ってもらえる。流用チューンには欠かせないぜミスミ!

フレームの加工を始める。加工と言っても主に切断。ウィンカーステー、メットホルダーステー、荷掛けフックなど、実用的なものは、潔く切っていく。目指すはスッキリしたシートレール。

と書いてはみたが、本当はドラムブレーキ用のステーを念の為残していた。ディスク化が、なんらかの理由で頓挫した時のためだ。

これが切断前で

フレーム後端につく、いろいろなステーたちカット前

こっちが加工後

いろいろステーをカットしてすっきり

不要なものの切断が終わったら、続いて構成のちょっとした変更。まずはタンデムステップのステーを短くした上で、上に移動する。これは今のままだとZRXのスイングアームが、サスが縮むと当たってしまうのと、かちあげたマフラーから逃げるため。

タンデムステップステーを移動
タンデムステップステーを溶接

続いて左右のシートレールを結ぶ、シートの固定金具が取りつけられているビームの高さを低くする。こいつが高いとシートデザインのの自由度が低くてかなわない。元の位置からずれないように溶接。シート固定金具をスペーサーで持ち上げることで、今使っているシートを使えるようにする。

シート固定用ビームの高さを低くする

最後にサス取付部のピンの加工。純正のピンを10ミリほど残して切断。残った部分にミスミに作ってもらった片持ち支持ピンを差し込み溶接する。 下手だ・・・ ビートがキレイに出せない。

純正支持ピンをカット
サス取付ピンをワイド化

ちなみにピボット部の幅詰めが、構造上右より左が小さかったので、スイングアームは右に2ミリオフセットしている。そのため、片持ち支持ピンの長さも、右が2ミリ長い。左右間違えたら一巻の終わりなので、何度も確認して作業した。

特注のサス取付用片持ち支持ピン 左右の長さが違う

切断溶接加工が終了したら、錆止めを塗装。

溶接切断加工後に錆止め塗装

忘れていたチェーンラインの確保のためのビートの削りも行う。これが削り前

チェーンラインを確保するための削り前

これが削り後。

チェーンライン確保のための削り後

3ミリはスペースを確保できた。




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スイングアームの加工 -WにZRXのスイングアーム-

フレームに仮組み

取り付けるスイングアームは、ZRX1100のものに決まった。そこでスイングアームのピボット部の構造と寸法を観察してみよう。

スイングアームのピボット部の内部は、短い右カラー、ボールベアリングの内輪、長い左カラーの3点がピボットシャフトによって、左右のフレームに挟まれるように固定されている。左のカラーの両端に、ニードルベアリングがあり、ラジアル方向(ピボットシャフトに垂直な方向)の荷重を担当している。

カラーの間に挟まれているボールベアリングもラジアル荷重を受けているが、こいつは主にアキシャル方向(ピボットシャフトに平行な方向 昔はスラスト方向って言ってたよな)の荷重を担当している。このボールベアリングのおかげで、スイングアームが左右に動かないようになっているわけだ。

このボールベアリングは、はめあいの摩擦で固定されているのではなく、片方は突き当り、もう片方はスナップリングで移動を規制されている。

この3点の長さの合計が237.5ミリで、W650のフレームのピボット部の内寸が、214ミリだ。つまり3点の長さの合計を、23.5ミリ詰めなければならない。当初考えていたものより1.5ミリ詰めるサイズが大きい・・・

スイングアームを詰めるのに、外側の条件はこうなっている。ピボット部は肉厚のチューブで、そいつに左右のアームが突き当てて溶接されている。その突き当てた外側の長さ=詰められる長さが、右と比べて左が短い。とてもじゃないが詰めるべきサイズの半分である約12ミリは詰められない。

ピボットチューブ切り詰め前

右のカラーを12.5ミリから1ミリにして11.5ミリ詰められる。左はニードルベアリングの左端までが左カラー左端から8ミリもないので、ベアリングをこのままでいくと、左右あわせても19.5ミリしか詰められないことになる。しかもスイングアームは左にずれ放題だ。

左のニードルベアリングは長さが24ミリなのだが、これを長さ17ミリのものに替えればカラー左端から15ミリ程度確保されるので、問題ないだろう。右はボールベアリングの厚みが12ミリだが、同じ外径・内径で厚みが8ミリのものがあるのでそれに替えよう。

すると右側で15.5ミリ詰められる。残りは8ミリ。ニードルベアリングの左端まで7ミリほど余裕がある。その7ミリを利用してスイングアームの左ずれを防止するために、ピボット部のチューブの左側面にスラストベアリングを入れればいいのではないか? ベアリングメーカーのHPを探し回る。

ちょうどよさそうなのが見つかった。ベアリングレースの厚さが1ミリで、ベアリング本体の厚さが2ミリ。合計4ミリで済むのでピボットチューブを詰めるのも、許容範囲内だ。ベアリングのシールが難しそうだが、そこは後で考えよう。

W650のピボットシャフトは17ミリでZRX1100のピボットシャフトは20ミリだ。この調整はアルミパイプでやればいいだろう。いろいろなものを注文して、スイングアームの加工に入る。

まずはピボット部右側から作業開始。オイルシールをマイナスドライバーで取り外す。続いてボールベアリングをベアリングリムーバーで取り外す。 はずだったがビクともしない。どうせ使わないからと、反対側から適当な棒を突っ込んでベアリング内輪にあて、ハンマーで引っぱたく。

しかし動かない・・・

そんなにがっちりついてるのか?

いきなり参ったな

とそこで思い出す。 そうだ、スナップリングでとまってるんだ(汗)

スナップリングをはずしたら、リムーバーであっさり外れた。

ベアリングリムーバーで外す

あわてずいこ~

ボールベアリングの先のニードルベアリングは使うのでそのままに。続いて左側。

オイルシールを外して、奥のニードルベアリングにベアリングリムーバーをセットする。シャフトを回す度に、ズルズル引き出されてくるニードルベアリング。これで外すものは全て外れた。次はピボットチューブを切り詰める。

できあがりより少し大きめに切断ラインをけがき、スイングアームをシャコ万で作業台にしっかりと固定し、バンドソーで切る。

その後、スコヤで直角を確認しながら、大きな金やすりで所定の寸法に削っていく。完全なる手工業!

ピボットチューブ切り詰め後

カラーも同様の方法で切り詰め、作業は完了。新しいベアリングを装着してフレームに仮組みしてみる。

新しいボールベアリング

ん? ちょっとスラストベアリングに偏ったガタがあるぞ(画像でわかるラジアル方向のすき間ではない)

スラストベアリング

ピボットチューブの切断面の直角度がよくなかったことと、カラーがじゃっかん長い。ばらして修正加工。書くと簡単だけど、実際の作業時間はそこそこかかった。修正が終わって取りつけてみると今度はいい感じ。

フレームにスイングアームを取りつけ、オイル漏れして使わなくなっていたWPのショックを仮付けしてみた写真がこれ

フレームに仮組み

かっこいい! かっこいいよ!

もちろんわかっていたけど、ショックのフレーム側取付部の幅が合っていない。今後は、この解決を含めたフレームの加工を始める。

取付幅の違いが大きい

ハブを探す -WにZRXのスイングアーム-

書付きフレームをゲット

WにZRXのスイングアームをつけようと、ZRX400のスイングアームを手に入れた話の続き。

スイングアームをZRXのものにするのだから、リアブレーキはやっぱりディスクにしたいし、タイヤは太い方がかっこいいっていうのが人情。ところがスポークホイールでリアがディスク、しかも太いタイヤがはけるホイールなんて純正ではなかなかない。ハブだけ利用するとして、スポークという意味で選べる数が増えるオフロードモデルはハブダンパーが無く、それはやめた方がいいとのことだ。

新型W800用を使えば一番問題ないのだろうが、まだ中古部品は出回ってない。新品ハブを部品で購入すると、そこそこな値段になってしまう。

なにかいい方法は無いかと悩んでいる中、エンジンの載せ替えとドラムブレーキからディスクブレーキの改造・・・ 改造申請を二つ同時にやるのは大変か? なんて、じゃっかん弱気になったところでいいことを思いついた。650の書付きフレームをゲットして、エンジン載せ替えは申請を不要にしてしまえばいい。

さらに簡単に、スイングアームはZRXにするが、とりあえずドラムブレーキのままにして車検を受け、ゆっくりリアディスク化を進めていくというのはどうだ? これなら注力するのはスイングアームをつけるということだけで済むから、作業期間は短くできそうだ。

ただ、ドラムブレーキのままで行く場合、トルクロッドの固定部分がZRX400のスイングアームには無い。ZRX400はトルクロッドがスイングアームの上部なのだ。ZRX1100だったら、トルクロッドがスイングアームの下部だからいいのになぁ

そんなことを考えていたら、お安いZRX1100のスイングアームと、W650の書付きフレームをヤフオクでゲットした。フレームは排ガス規制前のものだ。

書付きフレームをゲット

スイングアームをZRXのものに替えると、おそらく車検公認のマフラーで取りつけられるものはなくなるだろう。というか、車検公認マフラーで、理想の形のものが無い。そういう意味では、この排ガス規制前のフレームというのは、必需だったのかもしれない。

ただ、排ガス規制前なら音量さえクリアすればいいと思っているのだが、果たしてそうなのだろうか? いずれわかるだろう。

W400とW650のフレーム

いろいろ変わってきたが、ハブ捜索を再度始める。

ここで見つけたのがエストレヤ用のハブだ。エストレヤはリアディスクモデルがあり、そのハブが流用できそうだ。W800とエストレヤのパーツリストを調べてみると、ハブそのものの部品番号は違うが、中のカラーやベアリングは同じなので、おそらくほとんど同じものだろう。

ということでエストレヤのハブをヤフオクでゲット。

リムはエキセルのアルミリムにしようと思っている。エキセルのリムは注文を受けてからつくるらしい。結構高い。SRなどのカスタムすることがメジャーなバイク用なら、ヤフオクとかでも出回っているが、他のバイク用はほとんど無い。エキセルに注文するしかないようだ。

部品がいろいろ集まって、部屋にあふれかえってるよ・・・

部品であふれる部屋

リムの注文は、とりあえず置いておいて、スイングアームの加工を始めよう。スイングアームはZRX1100で決定。さて、ZRX1100のスイングアームはW650のフレームにうまくつくのだろうか?

アルミがスイングアームじゃん! -WにZRXのスイングアーム-

ZRX400スイングアーム

スピードメーターも正しい数字を指すようになったので、改造車検を受ける準備を始める。今回は原動機の載せ替えにともなう排気量の変更だ。

排気量が変わった時に提出すべき書類は、駆動系の強度計算書だが、駆動系もそっくり移植して、その旨を明記した書類とパーツリストのコピーがあれば良いらしい。

ただ、我がWはスプロケットをXAMのものに、チェーンを江沼のものに変更しているので、パーツリストのコピーでは意味が無い。両メーカーに強度計算書を発行してくれるか問い合わせてみる。

数日後

両メーカーとも強度計算書を送ってくれた。くれたじゃない、くださった。正確には強度保証書といったところか。計算は一切ない。何にしてもありがとうございます。

そんな書類が揃い始めたある日、ふとあることを思いついた。

スイングアームをZRXのものに変えたい

前からスイングアームを変えたいと思っていた。極太アルミのスイングアームもいいけど、あのローソンレプリカのKZ1000Rのスタビライザー付きスイングアームが憧れだった。

憧れといえば、カワサキ車独特のエキセントリックカムを使ったチェーン調整機構。チェーンを調整するだけで、車高が変わってしまうという、どうかと思う機構だが、なんてったってかっこいい!

その癖を利用してアクスルシャフトを下側に移動させ、けつをかちあげたい!

ZRXのスイングアームには憧れが詰まっているのである。

だが、ZRXのスイングアームなんてWに装着できるのだろうか?

ありがたいことにヤフオクには、出品しているパーツの寸法を記載してくれている出品者がいる。そんな方々からの情報によると、ZRX400のスイングアームのピボット部の幅は237ミリ程度らしい。

庭に行ってWのピボット幅を測ってみる。分かりづらくて正確ではないが、おおむね215ミリぐらいだ。

22ミリの違いは無理じゃないかぁ

カワサキのホームページでZRX400のスイングアームのパーツリストを見てみる。そこでわかったのは、スイングアームのピボット部の両端にはオイルシールが付いているということだ。

オイルシールなんていらん 雨の日は走らないし!

まぁ、そこまで極端なことは言わなくとも、もっと簡易的なものに置き換えれば15ミリぐらいはそこで削れそうだ。あと7ミリぐらい何とかなるだろう。

ということで、ZRX400のスイングアームの調達を決意。ヤフオクパトロールを始めた。

ある日気になる出品を発見。教習所のシミュレーターに使われていた車両のものらしい。ということは言ってみれば新品。

それだけでなく、ピボットシャフトはおろか、アクスルシャフト、キャリパーサポート、トルクロッドまでついている。これらの部品はそれぞれ揃えるとそこそこの値段になってしまう。

こいつを無事落札。数日後商品が届いた。

(エキセンもトルクロッドもキャリサポも無い写真でごめん)

マットなカーキーで染められたそいつは、思った通りカッコよかった。これは何でできてるんだ?

(*’ω’*) 恐る恐る磁石を近づけてみる

吸い付かない

「アルミがスイングアームじゃん」

高校生の頃、バイク仲間が女子の前でバイクの話をかっこよくする男子を装うんだけど、間違っちゃってるっていうところが面白みのギャグを思い出した。

あいつら、まだバイクのってるかな?

18年間バイクから降りていたことなど、もはや頭の片隅にも無い。

あの頃、アルミのスイングアームは憧れのカスタムパーツだった。スイングアームどころか、フレームまでアルミのRG250Γが出た時は、バイク屋の店頭に貼られたポスターを見て震えたもんだ。

フランコ・ウンチーニ~(・∀・)

知らんか

それにしてもこのZRXのスイングアームはWにうまくつくのだろうか?

メーター交換 デイトナVELONA80 -W650化計画-

メーター取付完了

エンジンを650にしたことによって、400の2次減速比のままだとローギアードで疲れるため、注文していたフロントスプロケットが届いた。

以前、駆動系3点交換の話をした時には、フロントスプロケットが固着していて外せなかったのだが、難なく外れ、交換終了。発進直後の忙しないギアチェンジから解放された。

しかし次なる問題が発生。スピードメーターに誤差が出るようになったのだ。当たり前と言えば当たり前。では400と650ではどの部品が違うのだろう?

ご存知の通りWはフロントスプロケット部にあるスピードセンサーでスピードを測定し、メーターでそれを表示している。調べてみると、そのどちらの部品とも、400も650も同じものだった。

なぜだ? どうやって400と650の2次減速比の違いを切り替えているのだろう?

メーターに切り替えスイッチか何かあるのではないかと思い、メーターを分解してみたが、そんなものはなかった。おそらくイグナイターから何らかの信号を受けて、スピードメーターの中で切り替えているのだろう。

とはいえ、推測だけで高価なイグナイターを買えるはずもなく、いつかは替えたいと思っていたので、これを機会にメーターを替えることにした。

選んだのはデイトナのVELONA80

選んだ理由は単眼にしたかったから。一つで、スピードとタコ両方を備えていて、電気式というのは選択肢があまりない。

取りつけは、純正メーターステーを切断して利用。

純正メーターステーを切断して利用。
加工した純正メーターステーを取りつけ

このメーターをWに搭載する際の配線の組み合わせは以下の通り。

用途車体側の線メーター側の線
ACC電源茶/白
アース黒/黄
スピードパルス
タコパルス黒/青
セットボタン
セットボタン
ハイビーム赤/黒
左ウインカー
右ウインカー
ニュートラル若葉
油圧警告青/赤
スピードセンサー電源

ご覧の端末ではわかりにくいとかあるかもしれませんが、メーター側のコードは、電源から2個目のセットボタンまでの6本が電源&パルス系のグループでひとつのチューブにまとめられている。そしてハイビームから油圧警告までの5本が、車両インジケーター系のグループとして、ひとつのチューブにまとめられている。

スピードセンサーへ行く線の桃色は、スピードセンサーの電源なのでプラスと直結してあげる必要がある。それ以外は、ただつなげるだけ。

念のため、テスターでチェック。

配線をテスターでチェック

さらに仮接続して動作を確認。

仮接続して動作を確認

 

ただつなげるだけと言っても、デフォルトのギボシで繋ぐのではなく、コネクターを用意。メーターから2本のケーブルが出ているので、コネクターも6Pをふたつ。

コネクターの購入はオートイーパーツという会社。コネクターボディはもちろん、ピンもバラ売りしてくれる。そんなネット通販会社は他にもあるが、オートイーパーツは安いのでおすすめ。

選んだコネクターは、090型RSと090型RFW。種類を変えることによって、誤接続を防ぐ。届いたコネクターたち。

届いたコネクターたち

ピンの圧着の際、事前に防水のためのシリコンブッシュを通しておくのが、普通のコネクターとの違い。

圧着前のセッティング

ピンの根元を圧着。

ピンの圧着 根元

防水ブッシュごと、コードをつかむ感じ。

ピンの圧着 根元完了

ピンの中間部の圧着を終えて完了。

ピンの圧着完了

電源&パルス線のラインは全部で6本。プラスマイナスとスピードとタコのパルス。残りの2本はメーターの外部操作スイッチ用の線。今回は外部スイッチを設けないので、コネクターにはブランクのチップを挿入。

接続完了したコネクターの裏側

画像の右上部分がブランクチップ。右下は、注文したブランクチップが足りなかったので、コードの太さの栓を入れている。

説明書の通りに、スピードメーターとタコメーターの設定を施して取り付け完了。早速試運転。

イグニッションスイッチをオンにすると1度タコメーターの針が右に全開に振れるイベントありで好感触。ステップインモーターのタコメーターの針のレスポンスはちょっと残念な感じ。

スピードメーターを表示するデジタル部の文字の大きさが小さく、おじいさん的には正直見えない。

メーターに表示させられるのはオドメーター、トリップメーター1と2、マックススピード、マックス回転数、電圧である。

オドメーターの数字は操作できないので、実走行距離に合わせるためスピードメーターの設定を変更。走ると物凄い勢いで距離が進んでいく。

63000キロまで、どれだけかかるか?(苦笑)

Fマスターシリンダーをブレンボに交換

BremboのマスターにRideaのブレーキレバー

650になったからにはそれなりのストッピングパワーを!

具体的にはフロントディスクの320Φにして、ブレーキキャリパーをブレンボにして、ブレーキマスターはラジアルポンプにする計画。

既にブレーキキャリパーはヤフオクで落札していたのだが、ブレンボのラジアルポンプがお安く出品されているのを発見。入札、そして無事落札したのである。

ブレーキマスターが到着して初めて気づいたのだが、これはセミラジアルだった。現行のモデルではない。調べてみると、どうやらドゥカティやカワサキのバイクの標準装着パーツとして使用されていたものらしい。

眺める

かっこいい

別体のリザーブタンクは長年の憧れだった

ただ、レバーが長くないか?

他にも問題が。ミラーを取り付けるネジ穴がない。

ミラー取り付け用の金具を別途取り付けるという方法もあるが、ハンドルにそんなスペースは存在しない。ブレーキマスターの取り付け金具にミラー取り付け用のネジ穴を備えたものを購入。ブレンボの他のモデル用だが、えぐいデザインが気に入った。

ブレンボのセミラジアルマスターシリンダー

リザーブタンクステーはブレーキマスターの取り付けボルトと共締めするものを選定。ところが長さを見誤って1度買い直した。

交換前の純正のブレーキマスター

純正マスターシリンダー

もっさりしている。交換してみた。

Bremboセミラジアルマスターシリンダー

一撃で、やりそうな見た目に変わった。しかし、やはりレバーが長い。完全にバーエンドから飛び出ている。これは、かっちょいいレバーに交換する必要があるな。

レバーが長い

いろいろ調べた結果、このブレーキマスターは、Ducatiのストリートファイターに使われているものと判明。その車種用のブレーキレバーをウェビックで検索して、選んだのがリデアという台湾のメーカーのもの。

Rideaのブレーキレバー

削り出し風でシャープな印象。アルマイト仕上げの色を選べ、レバーはガンメタ、アジャスターはブラックを選択。やばい、かなりかっこいい! いつか、クラッチレバーもこれに交換したい。

ブレーキマスターを交換して、本質的なところのタッチという点も合格。

オイル漏れ -W650化計画-

ずれてたパッキン

650になって2人乗りも楽になったんだろうと、嫁と三浦半島にタンデムツーリングに出かけた。

400だった時は、タンデムでの上り坂の苦しさったらなかった。っていうか、独り乗りだって上り坂は大変だった。

屈辱の丘と呼んでいる、上り坂がある。

二車線の国道で長い上り坂が続く途中の赤信号。追い越し車線の先頭の車の右側にWを停めた。もちろん、信号ダッシュでぶっちぎる予定。

ところが信号が青に変わり加速するも、隣の車も猛然とダッシュ。車種は日産キューブ。全く引き離せない。

まじかー キューブ以下か

常人の速度領域プラスアルファーで諦めてくれたから助かった。逃げるように、さらに速度をあげて走り去った。

そんな屈辱の丘も、今では楽々ぶっちぎり。ただ、本質的に速い車には近づかないようにしている。

これ大事

話をタンデムツーリングに戻す。

城ヶ島ぐらいまでは行くつもりだったが、あまりの暑さに横須賀にそれそのままUターン。そして、鎌倉の手前であることに気がついた。

焼けたオイルの匂いがする ・・・

頭を左に傾けてエンジンを見てみると、シリンダーヘッドの辺りがオイルまみれではないか! あまりの暑さにパッキン弾けたか?

やばい、あんまり回さずゆっくり帰ろう\(‘Д`)/

オイルはにじみ出すのではなく吹き出すようで、たまに膝に飛んでくる。

熱い

信号待ちでは吹き出したオイルがかかったエキパイから白い煙が・・・

火気厳禁!

なんとか自宅に到着。盛れだしているオイルを拭き取る。オイルはヘッドカバーとシリンダーヘッドの間から出ていたようだ。このパッキンは、傷ついていたら交換とマニュアルにあったので再使用だった。それが良くなかったのか?

でも異常に暑かったからかも。そんな思いで恐る恐る翌日もWで通勤。初めのうちはなんともなかったけれど、有料道路に出て調子よく回してみたら、オイルが漏れ出してきた・・・

会社について、やはりオイル漏れは昨日の暑さが問題ではなかったのだと胸落ちしながらエンジンを見ていると、吐血するようにヘッドカバーの隙間からオイルがドピュッと吹き出した。

エンジンを止めているのに、こんなことって起きる?

それはWの最後の脈動のようだった。

後日注文していたヘッドカバーのパッキンを交換しようとヘッドカバーを開けてみた。

うわっ、パッキンゆがんでついてる・・・

ずれてたパッキン

その時、この前嫁といったタンデムツーリングの時の会話を思い出した。

「ねえ 自分でエンジンとかいじって、壊れたりしないか心配じゃないの?」

「全然大丈夫だよ 他人に任せてる方が心配だよ」

大したことなかった自分にがっかり

でもねー、パッキンがゆがんでいたところは、多分ヘッドカバーを外す際のとっかかりのためだと思うんだけど、パッキンの接合面が奥まった所にあるんだよね きちんとはまってるか、確認しづらくて

まぁ、言い訳だけど

液体パッキンでホールドして組み立て、無事にオイル漏れは止まった。

650エンジン搭載で気づいた2点 -W650化計画-

操作を軽くしたCRキャブレター

アクセルが中開度で、バババババとなるのはハザーテーションと言うらしい。思っていた通り燃料が濃い時に発生する現象だそうだ。

中開度におけるセッティング変更なので、ジェットニードルを注文。一気に3番手太くした。

セッティングの参考にしているのは、ビトーR&Dの、CRキャブレターオーナーズマニュアルだ。この本は本当に基本的なことしか書かれていないので、ちょっと物足りないのだが、分解図等もあるので、CR乗りなら必ず持っていたい。


セッティングの細かいところは、ホームページやブログで、CRキャブレターのセッティングが公開されているので、そこで勉強した。

中開度が濃いのだから下だって濃いだろうと、ついでにスロージェットも注文。こちらは一番手だけ薄くした。下が元のセッティングと変更したセッティングの表。

エアスクリュースロージェットジェットニードルクリップ段数メインジェット
3/45251793125
15051823125

アクセルを中間まで開けなくても十分走れるので、ジェットニードルたちが届いていないがWを乗り続ける。そこで気づいたこと。

アクセルが重い

あんなでかいものを2個も(4気筒は大変だ)動かしているのだから、重くて当たり前かもしれないが、なにせ重い。一番重く感じるのは、角を曲がる時だ。

曲がり角が近づいてきた、ブレーキング、フロントフォークが沈む。フロントホークが縮んだ事により上がった旋回性を利用して一気にバイクを倒しこむ

すぐさまブレーキをリリースし、倒れていくバイクを受け止めるようにアクセルを開ける。バイクは倒れるのをやめ、旋回していく。

この倒れ込むバイクをアクセルで止めることが、アクセルが重すぎてできない。倒れ込むスピードとアクセルを開ける量とタイミングはとても重要だ。

微妙なコントロールができないことによって、角を曲がるときにバイクを倒せない。バイクを倒せないってストレス・・・ これはもう絶対何とかしないと。

解決策として見出したのが、ファクトリー豆しばさんのPEEK樹脂製リンクロッドと純正より弱いバネを使ったサブリターンスプリング。

この二つはアクセルの重いCRキャブレターに劇的な変化をもたらすという。早速注文だ。

数日後、商品到着。

リンクロッドとスプリングが届きました

届いたリンクロッドは、シンプルで小さな樹脂製の部品だった。小さな割に複雑な機構を備えた純正のリンクロッドと比べると、あっけないほどに、ただのプラスチック片だった。ただ、こいつがすごい滑るやつらしい。

純正リンクロッド

これは純正リンクロッド。リンクレバーが垂れないぐらいの摩擦力を持っている。

PEEK樹脂製リンクロッド

これがPEEK樹脂製リンクロッド。リンクレバーは重力に逆らわず、下に下がる。ちなみにCRキャブレターオーナーズマニュアルでは、リンクロッドではなく、リンクアーム。

スプリング比較

スプリングは左が純正、右が豆しば製の低レート。

二つの部品を装着してみた。

軽い。 確かに軽い。劇的に変わったと言える。

ただ、もう少し軽くなってほしい。片道40キロの通勤は、アクセルもブレーキもクラッチも、少しでも軽くなってくれないと、おじいちゃんにとっては苦行なのだ。

もう一つ気になったのが全体的なギアの低さ

W400とW650分2次減速比が違う。おそらくW400は力のなさを補うためにローギヤードになっているのだろう。

今は、W650のエンジンにW400の2次減速比となっているおかげで、加速がめちゃめちゃいい。

信号が青になった、発進! バーバーバーバーバー あっという間に5速。

加速がめちゃめちゃいいっていうか、無駄な加速力。2次減速比を調整しなくては。

リアのスプロケットをXAMのアルミスプロケットにしているので、調整はフロントスプロケットで。現在の15Tからふたつあげての17Tへ。これも注文。

これで2次減速比は、最終型のW650とほぼ同じになる。