サビ止めが塗り終わっていたフレームの上塗りを刷毛塗りで始める。
ところがさび止めを適当に塗ったおかげで、刷毛目がバッチリ出てしまい、仕上がりが酷い事になってしまった。つや消しだから、そんなに目立たないんじゃないかと思ったが、実際はそんなことはなかった。仕方ないので、フレーム全部を1度ヤスリ掛けして平坦にすることに。
こんなことなら初めからきちんと塗っておけばよかったと思うが、後の祭。
刷毛目のでこぼこが削られて平坦になっていくにつれ、錆止めの白が木目のように浮かび上がってきた。これはこれでおもしろい。ただ目指しているものではない。
ZX-10のブレーキでいけることが決定したので、まだ残していたドラムブレーキ用のブレーキペダルのマウントを切断する。もう後には戻れない。
結局フレーム塗装はスプレーでやることにした。はじめにカー用品コーナーで売ってるスプレー。これを一缶吹きまくった。
続いて、ガソリンやオイルから塗膜を守るために、二液性のウレタンスプレーを吹いた。これは自家塗装のサーフボードにも使っているが、水性ペンキの上に二液性ウレタンスプレーのクリアを吹いているのだが、全くはげることがない。
天井からぶら下げてスプレーする。二液性ウレタンスプレーはその日にしか使えないので、これまた一缶、時間をかけて使い切る。
つや消しブラックのフレームは、いい感じに完成した。
ノーマルフレーム(右)との比較
タンデムステップを受けるパイプの長さの違いが一目瞭然。サス取付ピンの根元のビートは、金属パテでつくったフェイク(苦笑)
今回のフレーム改造でいちばん目指していたのが美しいシートレール。満足できるものができた。