ZX-10のリアブレーキキャリパーのレストアをする。現状はこんな感じ。
![はげはげキャリパー](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/hage_caliper.jpg)
元々の色が金色だったはず。その上に黒がペイントされているが、どっちにしろ、ところどころ剥げかかっていてこの有様。これを1度全て塗装を剥がし、もう一度ペイントする。
型押しキャリパー特有のスライド部分のゴムブーツは、ボヨンボヨンになっていて、既に本来の機能を果たせていないから交換しよう。ブリーダープラグのゴムキャップも同様だ。
大事なピストン部分を確認。ピストンシールはギリギリ大丈夫かな。ここはケチって交換せず。ピストンは? ありゃあ ちょっと腐食してるじゃん・・・ 軽くペーパーをかけて目をつぶっておく( ̄▽ ̄)
キャリパーボディーはルーターや耐水ペーパーで塗装を落とす。あまり深追いはしない。
古い塗装を剥ぎ終わったキャリパーボディー
![旧塗装をはぎ終わったキャリパー](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/remove_paint.jpg)
耐熱つや消しブラックで塗装
![耐熱つや消しブラックを塗装](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/paint_flatblack.jpg)
嫁が不在な時を見計らって、オーブンレンジで加熱。
![レンジでチン♪(うそ)](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/heat_renji.jpg)
完成 あのハゲハゲキャリパーから仰天チェンジ♪
![ブレーキキャリパー塗装完了](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/finish_paint.jpg)
きれいにできあがったところで、キャリパーサポートのアクスルシャフト上の軸方向の位置を考えることにした。
![キャリパーサポートの位置を考察する](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/set_caliper.jpg)
対向ピストンのブレーキキャリパーはリジットに固定されるので、キャリパーの溝の中心にブレーキディスクがくる位置にキャリパーサポートの位置を決めればいい。
ところがこれに対し片押しピストンのブレーキキャリパーはフローティング構造になっている。
キャリパーサポートにキャリパーベースが固定される。この固定はリジット。このキャリパーベースにロッドが2本立てられ、そのロッドにキャリパー本体は貫かれるように装着される。ブレーキパッドの摩耗に伴いキャリパー本体はこのロッド上を移動する。
中古パーツなので、ブレーキパッドは半分ぐらいの厚みになっている。この状態でキャリパー本体はキャリパーベースに対してどこにいればいいのだろう?
![キャリパーサポートの位置を考察する](https://kawasaki-w.46surf.com/wp-content/uploads/2022/02/set_caliper2.jpg)
考える
キャリパーが移動できる範囲は20ミリぐらい。パッドの磨耗は半分ぐらいだから、移動範囲の中心でいいんじゃないか?
これが大きな間違いだとわかるのは、まだ先の話。