改造自動車届出書を郵送してから2週間ほど経ったある日、関東検査部から電話がきた。届出が受理されたから書類を取りに来いとのことだった。郵送してくれないか尋ねたところ、返信用のレターパックとかを申請書類と同封しておかなければダメだということだ。仕方がないので取りに行くことにする。
関東検査部は自宅からは遠いが、勤め先からは近い。仕事の合間に書類を取りに行った。
返された書類を見る。一発合格だ。 小さくガッツポーズ。今風に言えば、嬉しみが深い。
中身を見てみると100点ではなかったらしく、所々直されているところがある。たとえば後輪のタイヤサイズ。130から160に大きくワイド化したのに、無かったことになってる。今回の改造申請とは関係ない変化は書かないってことか?
トルクロッドの強度検討書がそっくり無くなっている。必要なかったのか? 検査事務所での検査で必要ないから付いていないのか、そこのところはわからない。
自賠責保険
検査事務所へは自走することにした。会社のトラックを借りて積んでいけば、仮ナンバーを借りなくてもすむが、それはそれで面倒くさい。
自走するには、仮ナンバーを借りなくてはならず、仮ナンバーを借りるには自賠責保険に入らなくてはならない。ところが、この自賠責保険、調べが甘い可能性もあるが、ネットで加入することはできないようなのだ。
損害保険会社を検索すると、辻堂の駅の近くにあった。そのすぐ近くに市役所の出張所があるから、保険に加入した後その足で出張所に行って仮ナンバーを借りればいい。
車検当日
今日は色々やらなくてはならないことがあるので、検査は最後の時間で予約してある。出かける前にふと思いついて保険会社に電話をしてみた。するとなんと、そこでは保険の新規加入などの業務は行っていないというのだ。ではどこに行けばいいのかと訊くと、代理店を探してくれとのこと。
仕方なく代理店を検索すると、家から歩いて1分ぐらいの所に1件あった。すぐ電話してみる。電話に出たのは年配の女性。用件を伝えるとすぐには対応できないらしい。電話の感触だと、本業ではない気がする。他をあたりますと言って電話を切る。
さあ、困ったぞ。行きたくなかったが、藤沢駅の方に行くしかない。なぜ行きたくないかというと、藤沢駅周辺はすごく混むのだ。
車で藤沢駅方面へ。保険会社はあまり入り込んだことのないブロックにあった。幸いコインパーキングが近くにあり、そこに車を駐める。
保険会社に着くと、事前に電話しておいたこともあって、手続きはスムーズに進んだ。対応してくれた男性は黒く、日に焼けていた。藤沢市では日に焼けている方が偉い。
保険会社を出て車に戻る。ここから仮ナンバーを借りる市役所は近い。車をコインパーキングから出し市役所へと向かうが、大通りに出る道出る道全てが右折禁止で、市役所の方へ向かえない。
ようやく大通りに右折で出られるところを見つけて出られたのだが、次の交差点まで右折待ちの車両がガッツリ繋がっている。これだから藤沢駅に車で来たくないのだ。
何回か信号が変わったが、大して進まない。こんなの待ってられるか 歩いていこう 保険会社があるブロックにもう一度車を入れる。かぁぁ アホだ 自分を呪いながらまたコインパーキングに車を入れた。
仮ナンバー交付
小走りでたどり着いた市役所で仮ナンバー交付の手続きを行ったが、係の人がどこかに行ったっきり、なかなか戻ってこない。予定していた時間からはだいぶ押している。Wの最終チェックをしようと思っていたが、そんな時間はもうなさそうだ。
待っている間に与えられた受付番号がW902。待っているほかの人たちも、Wから始まる番号なので、呼び出される時にいちいち反応してしまう(笑)
いつの間にか係の人が戻っていたが、仮ナンバーを手に別の人と神妙な面持ちで話をしている。 いいから、その仮ナンバーこっちによこしなさい
ようやく呼ばれて窓口に行くと、対応してくれたのははじめの人ではなく、神妙な面持ちで話をしていた別の人の方だった。
「はい 二輪ですので、ナンバーは1枚になります」とその人。そりゃそうだろと思いながら、カウンターの上に置かれたナンバーを見て絶句。なんだこの大きさ これ四輪用だろ
しかし、そんなことを言い始めたらまた何分待たされるかわからない。ありがとうございましたと言って、大きなナンバーを手に取りその場を去った。
たぶん神妙な面持ちで話していたのは、四輪用と二輪用を間違えて持ってきて、もめていたのかもしれない。
それにしてもでかい・・・ 取り付けピッチなんて全然合わないから、ビニールテープでとめたぜ!