Z1000のトップブリッジの猛烈なねじれを発見した話の続き。
Z1000のトップブリッジは使えないので、Ninja1000のトップブリッジが使えないか考える。入手した直後は、トップブリッジとアンダーブラケットの間隔が大きすぎて使えないと思っていたが、ステムシャフトを入手して計測してみると、ぎり使えなくはないことがわかっていた。Ninja1000のトップブリッジには、メインスイッチが取り付けられるようになっているので、Wのハンドルロックの位置に合えば、導入がずいぶん易しくなる。
難点はバーハンドル用ではないので、ハンドルポストの取付け用の細工をほどこさなければならないことか。
Z1000のトップブリッジが出ていないか、ヤフオクを探索する毎日。そんな中、出品されているもので「曲がりあり 要修正」というものがよくあることに気づいた。
要修正か・・・ 要修正?
そうか ねじれているZ1000のトップブリッジを、トーチで炙ったら修正できるんじゃないのか? だめで元々、絶対ゴミでしかないのだから、試してみる価値はある!
修正作業
会社の倉庫の棚は単管パイプで組んだものだ。単管パイプの直径は49ミリぐらい。ZX-6Rのフロントフォークのトップブリッジ側の径が50ミリとほぼ同じなので、薄い鉄板をかませて棚の単管パイプにトップブリッジを固定する。
真ん中の穴に、Ninja1000のアンダーブラケットから抜いた(正確には、抜くために事前に切断した)ステムシャフトをさす。
きっとこの辺が歪んだんだろうという辺りをガストーチで炙る。手袋越しに温度を確かめながら。
こんぐらいでワンチャン
ステムシャフトに単管パイプをさして、ぐいっと曲げてみる。変わったかな? 単管パイプとステムシャフトを水平器で交互に見比べる。まだ全然ねじれていた。またトーチで炙る。
炙っては単管パイプでこじってを繰り返すこと30分。あれだけねじれていたトップブリッジが、おおむね満足できるぐらいまで、両フォークとステムシャフトの3本の軸が平行になった。
走ってる時にパキンとか割れなきゃいいな( ̄▽ ̄)