ただの継続車検だったのに その1

早いもので、改造車検を受けてから、もう2年がたった。

1回目のユーザー車検以来の、なんでもない継続車検な気がする。ここに油断が潜んでいたのだろう。

仕事が多忙で、この日にしか行けないなっていう日にユーザー車検を予約。前日に会社で、サイレンサーのバッフル固定ビスへエントリーする穴を塞ぐ。これが無駄に大変な作業だった。もうひとつ、フロントフォークの倒立化で前輪が17インチになったせいで、サイドスタンドの長さが合わなくなり、ぼうっとしてると右側に倒れそうだった件も解決しておく。1センチほど短くした。もう少しリアサスを長くして、後輪上部の空間を広げたいと思っているのだが、まあ、その時はその時に考えよう。

当日午前中に、気になっていた部分を整備するつもりだったのに、仕事のトラブル解決に時間がかかり、たいしたことはできそうもなかった。整備点検記録簿を見ながら、必要最低限の作業をすすめる。

問題1 空気圧

まずはタイヤの空気圧。ここのところの寒さで、はっきり空気圧不足を感じていた。フロントタイヤのバルブキャップをはずし、スポークの間にエアゲージを潜りこませる。

いや これは無理

ダブルディスクにはばまれて、エアゲージがバルブに正しく当てられない。仕方ないので、後輪で空気入れのゲージとエアゲージの誤差を見極め、前輪に反映させた。

問題2 ブレーキパッド

ブレーキパッドの厚みを測定しようとリアキャリパーを観察すると、すでに0ミリに近い状態だった。というのも、ボンネビルT120用の後輪は、片押しキャリパー設定なので、対向ピストンのZRX1100と比べると(スイングアームはZRX1100用)、ブレーキディスクが内側についている。そのためZRX1100の純正トルクロッドを使うことはできず、ピロボールとアルミの棒で作ってある。

キャリパーサポートを挟むように固定する純正トルクロッドとは違い、ピロボール式はキャリパーサポートの外側にトルクロッドが固定される。すると作用点からトルクロッドが離れるので、ブレーキをかけると、キャリパーサポートはねじられ、ブレーキパッドは後方内側が極端に片減りするのだ。 

前回の交換は、ちょうど1年前。今年はフロントフォークの倒立化で、あまりWに乗ることができず、たった3000キロしか走っていない。これはどうしたらいい? 今からナップス行ったら間に合わないぞ・・・ 車検の後に点検整備をするのも認められている。ここはワンチャンこのまま検査に行ってみよう!

問題3 ヘッドライト

ヘッドライトを車検対応のものに交換する。今までのすべての車検を、このライトで合格してきた。予備検査場で調整してもらった時のまま上下の角度は動かしてないので、いつも上下は問題なかったのだが、今回は前輪が19インチから17インチに変わっている。ちなみにフロントフォークの長さは、ほとんど変わっていない。

この半径1インチ=2.5センチの変化をどうするか? ちょっと調整してから行こうとも思ったが、ここは久し振りに予備検査場のお世話になって、さっさと終わらせた方がいいかもとも思う。よし そうしよう

そろそろ出ようと思っていたところに、また仕事の電話が入り、その対応をしているうちに、車検場に到着する予定の時間に出発となってしまった。ちょっとブルーになってきた。毎回毎回、車検の時はバタバタする。

もう予備検査場に寄っていく時間もない。いや、なくはないが、行っちゃおう。

車検場に到着

湘南自動車検査登録事務所の案内看板

車検を受ける、湘南自動車検査登録事務所に到着した。さすがにこの場所にも慣れてきた。D棟に入り用紙をもらう。続いて印紙の購入だ。となりの窓口・・・ あれ? となりのとなりだっけ? 

「すいません 二輪の継続の印紙ください」

「印紙はおとなりです」

慣れてなんかないな(-_-;)

印紙の購入、自賠責保険の加入と、必要なものを手に入れて書類に記入もし、窓口に提出する。すると、納税証明書が必要と言われた。あれ? いるんでしたっけ? というと、四輪はいらなくなったけど、二輪は市税なのでいるんです とのこと。いや、まいった。今回の車検は、初車検以来のなんでもない継続車検だったので、なにが必要かたいして調べもせずに来てしまった。うかつだった。

4時までに持ってくれば大丈夫らしいが、すでに3時半の片道30分。絶対に無理。ただ、検査は受けられるらしく、その結果も2週間有効なので、そのあいだに持ってくればいいらしい。また来なければならないが仕方ない。検査を受けよう。

つづく

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