さようなら 油圧スイッチ

自分の心とWに傷を負った伊豆ツーリングから帰ってきて数日後。リアブレーキの復活について考察する。伊豆ツーリングの話はこちら。

ねじれてブレーキフルードが盛れ出した油圧スイッチだったが、それ以前から漏れていたので、メーカーの変更も考慮に入れ、油圧スイッチについて検索してみた。すると、スイッチからのブレーキフルードの漏れは、経年劣化による、あるあるのようだ。こんなもの交換するのも面倒くさいし、これを機会にメカニカル(油圧じゃないという意味)スイッチに変えたい。

油圧スイッチ部分からブレーキフルードが漏れる

ということでマイクロスイッチを探す。大きさと防水、b接点でいけるという条件で見つけたのがこれ。

オムロンD2FW-G271M

IP67で安心。

なぜb接点使いにするのかというと。普通に考えれば、なにかの動作に伴ってライトを点灯させるならa接点を使う。しかし今回のように、ブレーキペダルの小さい動作で接点が閉じ、そこからもブレーキペダルの変位が続くような時にa接点を使うと、その変位量にスイッチが追随しなければならない。b接点、ブレーキペダルが標準位置の時に開路してあげて、ブレーキペダルが動き出したら、どこまで動こうとペダルとスイッチはまったく連動しなくていい。b接点ながら、通常時開=ノーマルオープンという謎な状態だ。

スイッチをどこに置けば、目立たず、なおかつ加工も簡単にできるか、取り外した右ステップを眺めて検討する。ステップホルダーにアングルを固定しブラケットとすることにした。スイッチレバーを押すのは、ブレーキペダルの高さ調整用のエキセントリックカムの固定ボルトを長くして、そこにアングルでもつけよう。

スイッチを注文する。配達予定は金曜日。会社じゃないとブラケットを作るのが簡易な作業ではなくなるので、どうしても会社でやりたい。しかし実物がない。  CADデータをダウンロードできたので、それをプリントして取付位置を検討しブラケットを作った。

CADデータを印刷して、スイッチのレイアウトを考える

実物が来たのでつけてみる。

紙で考えていた通りにはいかず、つかの間戸惑ったが、スイッチレバーを押すためのアングルを無くしたらちょうどよくなった。

防水マイクロスイッチをブラケットでセットする

テスターを使って、どの線がb接点か探り線をつないだ。

テスターでb接点を探す

今回の作業のついでに、バンジョーボルトをブリーダープラグ付きにした。エア抜きが瞬殺。

リアマスターのバンジョーボルトをブリーダープラグ付きにしたからエア抜きが簡単

動作はばっちり。油圧スイッチでなくすと、タッチが良くなるなんて情報もあったが、ちょっとそこまではわからないかな。ただ、これでもうブレーキフルード漏れから解放されて、もやもやもすっきりした。

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