650になって2人乗りも楽になったんだろうと、嫁と三浦半島にタンデムツーリングに出かけた。
400だった時は、タンデムでの上り坂の苦しさったらなかった。っていうか、独り乗りだって上り坂は大変だった。
屈辱の丘と呼んでいる、上り坂がある。
二車線の国道で長い上り坂が続く途中の赤信号。追い越し車線の先頭の車の右側にWを停めた。もちろん、信号ダッシュでぶっちぎる予定。
ところが信号が青に変わり加速するも、隣の車も猛然とダッシュ。車種は日産キューブ。全く引き離せない。
まじかー キューブ以下か
常人の速度領域プラスアルファーで諦めてくれたから助かった。逃げるように、さらに速度をあげて走り去った。
そんな屈辱の丘も、今では楽々ぶっちぎり。ただ、本質的に速い車には近づかないようにしている。
これ大事
話をタンデムツーリングに戻す。
城ヶ島ぐらいまでは行くつもりだったが、あまりの暑さに横須賀にそれそのままUターン。そして、鎌倉の手前であることに気がついた。
焼けたオイルの匂いがする ・・・
頭を左に傾けてエンジンを見てみると、シリンダーヘッドの辺りがオイルまみれではないか! あまりの暑さにパッキン弾けたか?
やばい、あんまり回さずゆっくり帰ろう\(‘Д`)/
オイルはにじみ出すのではなく吹き出すようで、たまに膝に飛んでくる。
熱い
信号待ちでは吹き出したオイルがかかったエキパイから白い煙が・・・
火気厳禁!
なんとか自宅に到着。盛れだしているオイルを拭き取る。オイルはヘッドカバーとシリンダーヘッドの間から出ていたようだ。このパッキンは、傷ついていたら交換とマニュアルにあったので再使用だった。それが良くなかったのか?
でも異常に暑かったからかも。そんな思いで恐る恐る翌日もWで通勤。初めのうちはなんともなかったけれど、有料道路に出て調子よく回してみたら、オイルが漏れ出してきた・・・
会社について、やはりオイル漏れは昨日の暑さが問題ではなかったのだと胸落ちしながらエンジンを見ていると、吐血するようにヘッドカバーの隙間からオイルがドピュッと吹き出した。
エンジンを止めているのに、こんなことって起きる?
それはWの最後の脈動のようだった。
後日注文していたヘッドカバーのパッキンを交換しようとヘッドカバーを開けてみた。
うわっ、パッキンゆがんでついてる・・・
その時、この前嫁といったタンデムツーリングの時の会話を思い出した。
「ねえ 自分でエンジンとかいじって、壊れたりしないか心配じゃないの?」
「全然大丈夫だよ 他人に任せてる方が心配だよ」
大したことなかった自分にがっかり
でもねー、パッキンがゆがんでいたところは、多分ヘッドカバーを外す際のとっかかりのためだと思うんだけど、パッキンの接合面が奥まった所にあるんだよね きちんとはまってるか、確認しづらくて
まぁ、言い訳だけど
液体パッキンでホールドして組み立て、無事にオイル漏れは止まった。